長い旅路の後、一人旅から家族旅へ。

家族みんなで、少し長めの旅行に行くことにした。
僕なりの自己満ゴリゴリの親孝行の”おしつけ”である。
 
 
2022年の6月から2023年の6月にかけて、1年間海外を放浪をした。
日本に帰国して1ヶ月ほど経った。
でもまたスペインとポルトガルに行く。
 
そして、今回は家族で旅に出る。
一人旅から、家族旅行。
 

どうして行くことしたか

家族に「旅」の”おしつけ”をしたくなったから。
 
おしつけというのは、自分なりに旅の中でみつけた「人への向き合い方」の一つである。
自分のことを正直に「こうしたいんだ」ということを開示して伝える。
人と向き合う、今の自分にとって良い関係というのは、自分なりに押し付け合いができるという状態だと思うようにもなった。
家族は、それができる距離感にいると思うし、近しい存在だ。
一番良かったと思う体験のおしつけ。
今の自分にとっては感謝も含んでいると思う。
 
それに、カッパドキアの気球やケニアのサファリなどの、壮大な景色を見た時、なんとなく、「家族にも見せられたらなー」という気持ちと感謝があった。
ここまでくることができて、嬉しくて、それは家族の存在もあったからなんだなあということを思っていた。そんなことは何度も書いてたと思う。
 
帰国して実家にいるとき、「ほなみんなでポルトガルにでもいくか?」と冗談半分に言った時、「あんたがおるなら、安心やなあ」とおかんが答えていた。
 
よくよく考えると、帰国後すぐで自分のフットワークは軽いし、親も時間はあり、健康面でも旅行に行くには問題ない。
数年後、自分を含めて元気でいるかなんかは、わからない。
じゃあ、だったら多少は無理しても行ってもいいんじゃないか。
今、行ってしまうか?
 
何人かの人に、家族旅行を考えていて、という話をすると「行ったほうがいい!」「僕もやってみてよかったよ」と言ってくれる人が多くて、今回も背中を押してもらった。
 
「ほな、2週間後くらいにチケットみて、いってまおか」
そんな決まり方だった。
 

どんな旅にしたいか

長めにゆっくり滞在して、散歩で終わるだけの日もある。そんな今回の自分スタイルだった旅の雰囲気を家族にも味わってほしい。
 
もちろん、見どころの観光名所はみる。
でも、街歩きをしながらみつけるカフェや、街の人との交流。そんな僕が感じた素敵な時間を家族にもみせたい。
 
おそらく1つの都市に4泊ぐらいの日程で回って行く予定だ。
それでも結構スピーディだと思う。
家族が疲れてしまうことも想定して、ある程度バランスをとって周ることとのんびるすることをミックスするとそれくらいがよいという判断。
ヨーロッパは安くないのもある。

家族、という関係

家族って不思議なものだな、と帰国してから本を読んだり映画をみたりして感じた。
 
血のつながっている、他人、「家族」というのは不思議なもの。
 
少なくとも、育ててくれたという関係がある。
 
一緒に暮らしたことがある人というのは限られているものだ。
 

一人ぼっちの旅と、大人数の旅

たった一人で1年いってたから、逆に人数が多い家族で旅行するというのも差分があって面白いとおもったのもある。
 
この年になってみると友達といくことはあれど、家族といくこともレアだと思う。
 
違いがあって面白そう。

割とスピーディに決められた

サクっと決められたのはよかったと思う。
 
行くノウハウはわかっているし、一度行っている国だからインフラなどもわかる。
ヨーロッパはある程度安心して観光もできる。
 
そんな土台もあって、行く決心ができた。
親孝行として、「自分が見てきた好きな国へ一緒に行く」というのは旅人だからこその1つの表現だと思いたい。
 
ただもちろん、早く行ってしまいたい、という思いもあったのは事実。
いつか行きたいな、3ヶ月後に、とかは脳みそのリソースが食われてしまう。
夏場のヨーロッパって結構いいもんなのだ。

自己満であることも間違いない

結局、連れて行くというのは「自己満」であるのは間違いない。
死ぬまでに親を連れて行った、ということをやりたいだけでもある。
でもエゴのおしつけ、そんなものでいいと思う。
「家族」という枠組みがあって、おしつけちゃってもいい関係。
だから、そういう向き合い方をとってみる。
 
僕は旅にでて、本当によかったと思っている。
 
いかに僕が写真をみせて「よかったんやで」といっても全部伝わらない。
だったらやっぱり体験してもらう他ない。
ポルトガルは特に、そうだった。
言語化できない良さがあったから。
 

今できること

旅行に行く期間、他のことができない。
ある意味逃げすらに含んでいる。
旅が好きだから、連れて行く。
共感のおしつけだ。これがええんやで、というおしつけ。
そんな旅を今は、家族に楽しんでもらいたい。
違った緊張感がありながら、楽しんで無事帰る。
きっとこれは今しかできないことだ。それは確信がある。
ああ、あと自分も楽しまないと!
 
行ってきます!